実は今、○○に夢中なんです♡

2017年9月27日更新!

アニメや漫画、ゲームなどに所縁のある方々のプライベートな一面を覗いちゃおうというこの企画!!
連載第3回目のゲストは、9月20日にNEWアルバムを発売する澤野弘之さん。ドラマ、映画の劇伴をはじめ、『機動戦士ガンダムUC』や『進撃の巨人』、『青の祓魔師』、『七つの大罪』など数々のアニメも手掛ける澤野さんが夢中になっていることについてインタビューしちゃいました。仕事場に飾っているフィギュアコレクションのこと、“ヒーロー”に惹かれる理由など詳しく伺いました!

ターミネーターのフィギュアが、どんどん増えていき……

――夢中になっていることやものについてということで、今回フィギュアの写真を送っていただきましたが。

そうですね。バットマンとかアメコミヒーロー的なものや、ターミネーター(エンドスケルトンのレプリカ)、プレデター、エイリアン、グレムリン…。80、90年代にハリウッドで制作された映画のキャラクターが好きですね。

――そしてターミネーターの頭部がいっぱい。

買っちゃうんですよね(笑)。マニアックな話をすると、「T-○○○」っていうターミネーターの型番みたいなものがあるんです。主役のアーノルドシュワルツェネッガーの中に入っているのはT-800っていう型のエンドスケルトンなんです。フィギュアのメーカーによって色やデザイン、仕様が微妙に違っていたりするんです。その違いが集める理由になっていますね。「あ、これ格好いいな」と思うと欲しくなってしまって買ってしまうとか。シリーズの新作が作られると新しいフィギアも出たりするのでどんどん増えていきます。T-800の他にも、T-600、T-700といろいろあって、そっちも買っちゃったりしてきりがないんですよね。

――そもそもフィギュアを集め出したきっかけはなんだったんですか?

クリスチャン・ベール主演の『ターミネーター4』が公開されたときに、「そういえば子供の頃、パンフレットに掲載していたフィギュアが欲しかったな」と思い出したのがきっかけです。シリーズ1作目はリアルタイムで観てはいないんですが、『ターミネーター2』は小学生のときに自分から「観たい」と言って、親に映画館へ連れて行ってもらった映画なんです。そのときパンフレットの最後にグッズが掲載してあり、そこにエンドスケルトンもあったんですが、1体5、6万円くらいだったのかな? 今も決して安くはないですが、子どもだった自分にとって、とても高価で欲しいとすら言えなかったのですが、でもすごく欲しかったことは記憶にあったんです。大人になってそのことを思い出し、ネットで探してみたらあったんですよ。

――そこから集めだしたんですね。

1体買ったら、他のシリーズも気になりだしちゃって。初めて買ったT-800は傷とかも再現されている、戦った後のバージョンだったんですけど、本来自分はもっとテカテカしている、作り立てのようなターミネーターが欲しかったんです。ピッカピカのが欲しくて探していたら「あった!」となってまた買って。それを買ったら買ったで今度はターミネーターのキャラクターをデザインしたスタン・ウィンストンのスタジオが監修した、サイドショーというメーカーのエンドスケルトンが欲しくなって。そんな感じでどんどん増えていきました…。

いろいろな意味で思い出深い『ガンダム』シリーズのフィギュアたち

――ハリウッド映画だけでなく、ガンダムのフィギュアもありますね。

これは(1段目)、僕が仕事で携わった『機動戦士ガンダムUC』で主人公が乗る『ユニコーンガンダム』の機体ですね。こっち(2段目右)もガンダムのシナンジュという機体です。シナンジュは2016年の『ガンプラエキスポ』というイベントのためにデザインしたオリジナルのフィギュアです。『nZk』という僕のボーカリストプロジェクトがあるのですが、そのテーマカラーみたいなものが青と黒なので、シナンジュもその色にしてもらいました。シナンジュの隣に置いている、(2段目左)クシャトリヤはガンプラ制作のプロの方に特別に作って頂いたものですね。

――特別に作っていただいたというのは?

『機動戦士ガンダムUC』は5年ほど携わった作品なんです。その時に制作会社の方から、「フランスに行って映像撮りませんか」みたいなお話を頂いたんです。けど僕、飛行機が苦手で海外旅行とかを避けていて(笑)。それでも行きませんか?と誘っていただいたので、 交換条件として「クシャトリヤのプラモを作ってもらえたら行きます!」ってお願いしたんです。クシャトリヤはずっと欲しかったんですけど、自分で組み立てるのは大変そうだし、自分では上手く作れないだろうからと思ってお願いたしら、本当に作って頂けて。『機動戦士ガンダムUC』は初めて、長くに渡り携わった仕事でもあったので、それもあってこれはすごく思い入れが深いです。

――フランスへ行ってよかったですね。

自分の精神の消耗の対価としてはどうだかってとこですが(笑)。普通、みんな喜んで海外とか行くと思うんですけどね。

――気圧の変化が辛いとかですか?

いや、原始人みたいなこと言いますけど単純に「あの大きな機械が空を飛んでることがなんか怖い」っていう(笑)。あと、英語が全くしゃべれないので海外へ行って日本語が通じないという環境もっていうのもありますね。観光地や風景にあまり関心がないのでなおさらなんですよね。フランスへ行ったときも、「最後に自由時間があるのでルーブル美術館へ行きましょうか?」とか、スタッフの方が気を使ってくれたんですが、「いや、僕、ホテルをレイトチェックアウトにして頂けたらホテルで待ってます。大丈夫です!」ってずっとホテルの部屋にいましたね。自分が付いて行っても周りに迷惑かけちゃいそうで、落ち着かないんです。日常の中でたまに面白いことがちょっとあればいいんです。それも美味しいご飯を食べたとかで幸せになれるので。

――日々の楽しみは?

映画とご飯ですね。映画館自体はそんなに頻繁には行けないですけど、家で映画専門チャンネルみたいなのをずーっと観ています。それとやっぱりご飯かな。食べることが1日の中の楽しみで、友達や知り合いとご飯に行くのが息抜きです。つまんない人生ですかね?(笑)。もっとドラマチックな話が出来たらいいんですけど(笑)。

――ちなみに好きな食べ物は?

じゃがいも。ポテトが好きです。僕、ポテト食べてビール飲めれば幸せなんです。どこへ行っても「この店ポテトあるかな」って。毎回メニューを開いたときにはポテトっていう字をまず探しています(笑)。

子供の頃からずっとヒーローが好き

―ポテト以外にも、澤野さんは機械っぽいものが好きそうですね。

そうですね、メタルっぽいものが好きかもしれない。金属感みたいな? 全てが全てそうなわけじゃないですけど、スパイダーマンよりはアイアンマンが好きなので、メカっぽいほうが好きかもしれないです。思えば子供の頃は『宇宙刑事ギャバン』や『宇宙刑事シャリバン』、『宇宙刑事シャイダー』とか、メタルヒーロー物が好きでしたし、実は今もそのシリーズのフィギュアが出ると買っちゃいますね。

――金属の光沢や機械に惹かれるんですかね?

それはありますね。初めて自分のオリジナルアルバムを作ったときも、ジャケットデザインを「ピアノの中を思いっ切り機械にしたい」と言って、それこそメタルな感じにしました。あとはビョークの『All Is Full Of Love』という曲のMVがあり、アンドロイド同士がキスしたりするんですが、そういう機械的な世界観を出しているものがあると何となく惹かれて見ちゃいますね。

――これらコレクションはどこに置いているんですか?

全部仕事場であるスタジオに置いています。最初はこんなにたくさん買うと思っていなくて、とりあえずスピーカーの周りにちょこちょこ置ければいいかなと思っていたらどんどん増えちゃって。ターミネーターの頭なんかは置くところがなくて、床にドンと置いちゃってますね。

――フィギュアってガラスのコレクションケースとかに入れそうなイメージがあるんですが。

そうするつもりで集めていたんですが、「(収納を)しようしよう」と思っているうちに…。本当はちゃんと並べたいんですけどね。段々面倒臭くなってきて、「床に並んでるのもいっか」みたいな感じになっちゃいました。(笑)。

自分の心に響くセリフを聞いた瞬間に再確認しています

――90年代に制作されたハリウッド映画のキャラクターが多いのは、何か理由があるんですか?

子供の頃に観て格好いいな、面白いなと思った作品だから買いたくなるのかもしれないですね。ターミネーターや、プレデター、エイリアンにしても、それらフィギュアで映画を観たときの感動や感銘を思い出したいっていうのもあるかもしれないです。僕が初めて買ったサントラのCDって『ターミネーター2』なんですね。そのときに音楽を志したわけではないんですが、サントラを買うくらいなので、バックで鳴っている音楽に子どもながらに感銘を受けたんだと思います。そういった感銘を受けたり、感動した作品のキャラクターに感謝して、自分の手元に置いておきたいなっていう。

――そんな深い理由があったんですね。

あとは、映画の名台詞みたいなものってあるじゃないですか。そのセリフにすごく共感したり影響を受けたからその映画のキャラクターを持っていたいっていうのもありますね。その言葉が自分が音楽をやっていく上で必要になっていく言葉とリンクしたりすることがあるので。クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズなんかはまさにそれで、映画のセリフに感動してフィギュアを買いました。

――どんなセリフだったんですか?

1作目の『バットマン ビギンズ』の中に出てくる、「人はなぜ堕ちる? 這い上がるためだ」というセリフです。映画が公開されたときは、まだ新人時代だったのかな? その時のネガティブな心境だとか、「大丈夫かな自分」と不安な気持ちにシンクロする部分があって、すごく勇気づけられた言葉だったんです。それで3作目の『ダークナイト ライジング』を観終わったときに、「ああ、やっぱりクリストファー・ノーランはいいこと言うなあ」って思いながら観ていたんですが、「そういえばビギンズのときも、あの言葉に感動したよなあ」と思い出してフィギュアを買いに行ったんです。

――すごく、いい話ですね。

クリストファー・ノーラン監督の作品って言葉がいいんですよね。そして音楽もいい。バットマンのセリフも含めて、ヒーローの言葉って実際に口にするのは恥ずかしいけど、でもとても大事なことを言っていると思うんです。そういうドラマの中のセリフって大人になると、照れや恥ずかしさから茶化す人っていると思うんです。でもこういうセリフで言っていることは本来大事にしなきゃいけないことなんじゃないかなって、自分の心に響くセリフを聞いた瞬間に再確認しています。だから、なんでしょうね、「何に夢中なのか」で言ったら多分、僕は今も昔もヒーローのセリフに夢中なんだと思います。

T-800の集大成として上半身のエンドスケルトンを購入!

――最後にひとつ質問です。一番最近買ったフィギアは何ですか?

T-800の上半身のエンドスケルトンです。頭を集めるクセが本当に止まらなくて、そろそろやめたほうがいいんじゃないかと自分でも思っているんです。それでいっそ全身バージョンを買えば気が収まるんじゃないかと思ったんですが、それだと重さが200kgぐらいあるっぽいんですよ。さすがに「無理だ、動かせない!」とあきらめて上半身を買ったっていう(笑)。頭部からはブレインチップも出てくるので、欲しかった要素の集大成かなと。

――目も光るんですか?

電池を入れると光ります。ただ、スイッチがないので電池が切れるまで延々と目が光りっぱなしになるんです。止めるときはまた電池を外さなきゃいけない(笑)。他の、目が光るレプリカにはスイッチがあるのに、なぜこれにはないんだろうか…(笑)。

――なかなかパーフェクトはないんですね。で、“頭収集熱”は収まりそうですか?

ちょっとわかんないですね。ターミネーターの新作が製作されたら、「やっぱ全身だな!」みたいな事態にならないとも限らない。多分ないとは思いますけど・・・・・・ないといいんですけどね(笑)。

澤野弘之さんから
夢中になっているみなさんへ応援メッセージ

好きなものから受ける影響って大きく、ずっと自分の中に残り続けるものだと思うんです。それは何かをするためのモチベーションに繋がるものだったりしますし、そのモチベーションにつながるものが「夢中になれるもの」だったらよりいいんじゃないかなと思います。

澤野弘之さんインフォメーション情報

【NEW ALBUM 『2V-ALK』(ウォーク)発売中!!】
人気劇伴作家・澤野弘之さんによるボーカルプロジェクトSawanoHiroyuki[nZk] 待望の2ndアルバムが現在絶賛発売中! 2年ぶりとなるアルバムには「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」「Re:CREATORS」「甲鉄城のカバネリ 総集編」などのオープニングテーマやエンディングテーマなど全17曲が収録され、初回生産限定盤にはミュージックビデオに加えて、澤野弘之ワンマンライブ[nZk]004(2016/11/03@TOKYO DOME CITY HALL)の模様も収録!!
詳しくはオフィシャルホームページへ( http://www.sh-nzk.net/)

【SawanoHiroyuki[nZk]LIVE 「2V-ALK」開催決定】
2ndアルバム『2V-ALK』と同じタイトルがつけられたライブを開催

<開催日時>
walk the A line 2018年2月5日(月) 会場18時 開演19時
walk the B line 2018年2月6日(火) 会場18時 開演19時

<開催場所>
Zepp DiverCity(東京)

<チケット>
スタンディング 6,000円  2F指定席 7,000円

詳しくは特設ページでご確認ください(http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/hiroyukisawano/2v-alk/

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Model_Hiroyuki Sawano Photo_Ryuzaburo Tabata Text_Midori Sasaki Hair&Make_Masayo Arimoto

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