TGS2019『DEATH STRANDING』
Day1ステージレポート

世界初公開となるゲームプレイ映像を披露！

ライブショーが開催される特設ステージの観覧スペースは、予想通りすでにぎゅうぎゅう詰め。
『メタルギア』シリーズで人気を博した小島監督を待つファンの熱気に満ち溢れています。

タレントの松嶋初音さんのMCで始まったライブショー。
『DEATH STRANDING』のゲームデザイン、シナリオ、プロデュースを兼務する株式会社コジマプロダクションの小島秀夫監督が登場すると会場のボルテージは一気に最高潮へ！

ところが小島監督は、「すごいですね、プレッシャーが来ます。」と苦笑い。
その理由は、11月8日の発売が決まって今が制作の追い込みらしく「今日もこのあと帰って仕事します。」とのこと。
思い起こせば、小島監督がTGSで『DEATH STRANDING』の構想を明らかにしたのは、2016年のことでした。

そのことを振られた小島監督は、「発売日を聞かれたので、東京オリンピックの前の年、『AKIRA』の年で、発売日は『ブレードランナー』の舞台である2019年の11月ということで。」とのこと。
肝心の進捗状況については、「ほぼ計画通りに進んでおります。おそらく……出ると思います（笑）」と、微妙な間でファンの気持ちを翻弄した小島監督でした。

『DEATH STRANDING』というゲームについて小島監督は、次のように説明。
「まったく新しいゲームで、新しい世界観。そのため伝え方がむずかしいんですよ。未だになんのゲームかわからんという声をよく聞きます（笑）」

それは、「ソーシャル・ストランド・システム」であるとか──。
「ストランドゲームと呼んでいるのですが、今日はその部分がちょっとだけわかるかな、と。」（小島監督）

そして、ステージに映し出された『DEATH STRANDING』の世界観を感じさせる映像。
荒れ地を進む主人公サムとポッドに入った胎児のBB（ブリッジベイビー）。
サムの行動と目的を解説する小島監督のコメントを聞いても、最初は「？」の連続でした。

ところが、主人公サムの行動を通して積み上げられた「？」が、話を聞くうちに「！」に変わる──未知の世界観が広がり、引き込まれ、魅了されていく確かな実感。

主人公のサム

たとえば──後ろを振り返ると、そこにできていた道。
危機に陥ったときにどこからともなく現れる、もう一人のサム。
一人で戦っているはずなのに、一人ではないということ。

小島監督の「これがストランド（絆）なんです。」に納得でした。